地球が苦痛を感じたとき

2019/04/29

前回、地殻のおはなしをしました
地殻は複数に割れており、
それぞれが動くことで、
その境目ではぶつかったり、もぐったり、すれ違ったりしている、
と書きました。

境目になんらかの動きが起きるとき、
お互いの地殻にはどのようなことが起きるでしょう?
ではここで、ちょっと想像してみてください。
混雑した東京の街を歩いているとします。
すると、
痛い!
東京では当たり前のように歩いてて人とぶつかります。
このときアナタは「痛い」と思います。
ぶつかった衝撃が、
アナタに痛みとなって現れているからです。
次に、
友達と背中合わせになってみてください。
背中をあわせたまま、
お互いが右、左、と
それぞれ逆方向に上体だけを動かしてみてください。
すると背中はこすれて「熱い」と感じるでしょう。
摩擦によって熱が発しているからです。
最後に、アナタは仰向けで寝てください。
友達に、アナタの背中の下に
もぐってもらってください。
するとアナタの腰は反れて「痛い」と感じます。
また、背中もこすれて「熱い」と感じるでしょう。
これらの、「痛い」や「熱い」が
地球上では地震になります。
(火山噴火になることもありますが、
ここでは触れません。)
このように、地球が「痛い」とか「熱い」などの
苦痛」を感じます。
その苦痛を解放するのが、地震なのです。
次回は、断層がどうして動くかについて、
今日の内容に関連しておはなしします。