断層地形の見分け方2

2019/04/29

以前、地面の隆起を手がかりに、
断層地形をみてみるおはなしをしました

今回は、地面の屈曲をてがかりにしたおはなしです。
さて、屈曲とはなんでしょう?
文字通り、曲がっていることです。
つまり、地面の屈曲とは、
突然地面がクキッと曲がっていることなのです。

この絵で言うと、
画面下側に立って上側を見たとすると、
地面が右にずれています。
なんだか、過去に聞いたことがある響きですねぇ。
そうです。
以前おはなしした、右横ずれ断層ということです。
屈曲がわかりやすい土地といえば、
昔から田んぼや畑に使われている土地、
規則正しく木が並んでいる土地、
などがあげられるでしょう。
みなさん、もうお気づきですね?
そう。
クキッと曲がったことが一目でわかるような、
もともと規則正しく何かが配置していた土地
ということです。
日本にはいたるところに断層があります。
旅行でもし田園風景があったら、
不自然な屈曲を探してみてください。
後日、写真付きの例をご紹介します。
あ、ここで1つ。
都会の道での急激な小さな曲がり角、
あれは違いますからね。
このような地震による屈曲は、
都会でみることはほぼ不可能です。
なぜって、地面が隠れてしまっていますから。