地震!? と思ったときの身構え方(2)

2019/04/29

前回に引き続き、
「グラッときたら火の用心」 (古っ!)
です。
何度も言いますが、この記事を読めば「地震予知ができる!」
ってものではありませんので、ご了承を。
前回、「地震かなぁ?」と考える暇があるほどの、
小さいカタカタカタをじっくり感じられる、ということは、
震源はそこそこ遠いと書きました。
今回は、そんな震源がちょっと遠いカタカタカタ…
を感じたその瞬間に何を思えばいいか、です。
で、その感じ方ですが…
よく感じる、左右に細かく揺れるカタカタカタでなく、
上下にトトトトトトトと揺れるような、
過去にあまり感じたことのない揺れの場合。
このときは、「ドン」と突き上げられるぞ、と身構えてください。
その理由は、次の通りです。
トトトトトトトとくる、ということは、
そう、感覚どおりです。
下からP波がきてる、ということです。

snap_geop_201051212643.jpg
P波が下からくる、ということは、
もちろん同じ場所から発せられたS波も、
P波と同じ方向、つまり下からきます。
S波は大きい揺れを起こすと前回書きました。
その波が、下からくるのです。
ということで、
S波が地表、つまりアナタがいる地点に到着したとき、
揺れは下からきてるので 「ドン」
と突き上げられるように感じるのです。
でも、ご安心ください。
最初に書いたとおり、震源が遠い地震の場合ですので、
この揺れが大きくなることはありません。
またいずれ書きますがホントに怖いのは、
カタカタをジックリ感じる余裕のない震源が近い地震か、
または、
カタカタがいつもよりやけに大きい、いわゆる巨大地震のときです。