ハリウッド映画(自然モノ)は嘘ばかり②

2019/04/29

ボルケーノ」って映画を前回紹介しました。

ボルケーノ」自身を否定するつもりは一切ありません。
だって、エンターテイメントですから。
ドッキリ・ビックリ、お涙ちょうだい、でいいんです。

で、こちらは
ボルケーノ」を科学的に見るって視点。

今回は溶岩流です。

溶岩流と溶岩って、なにが違うの?
ってところから入りましょう。

溶岩流は、火山の噴火で流れ出た、溶けた石。
または、それが固まったもの(固まってできた地形)。

溶岩は、流れてない溶けた石、
またはそれが固まったもの。

まぁ、大した差はないです。
ここのおはなしは、どっちで読んでもかまいません。

さて、確か「ボルケーノ」では、
道路の側溝とか下水管を、
溶岩流がすごい勢いで流れていました。

まず、あのスピード。
ありえないっしょ。
水じゃないんだから。

それと、人々がのぞき込んでましたよね。
あれも、ありえないっ。

だって、溶岩流って何度ある思います?
あれだけ固まってないものだと、
1000℃! くらいにはなってるでしょう。
※混ざってる物質によってはそれ以上になります。

そもそも近づくこともできません。
自分が溶けちゃいます。

自然災害ものの映画は結構ありますが、
地球科学を知っていると別の視点から見られて、
映画を2倍、3倍楽しむことができます。

ちなみに、なぜかこの「ボルケーノ
所属していた研究所の大講堂で
放映されてことがありました。

大先生方の顔もけっこうありました。

放映中、場内は失笑ばかり。
こんな空気の映画館は、初めてでした。